新友会政策モニター研修会

新友会政策モニター研修会

新友会政策モニター研修会開催

開催日 令和3年12月4日(土)

場 所 長野ホテル犀北館

講演会

演題

『長野市における新型コロナウイルス感染症の発生状況と保健所の対応』

講師:長野市保健所長 小林 良清 氏

【講師略歴】
社会医学系指導医・専門医
日本医師会認定産業医
信州公衆衛生学副理事長・同雑誌編集委員長
東京大学理学部卒業
北海道大学医学部卒業
佐久・長野・北信保健福祉事務所長など
2019年より現職

新友会では、政策立案・調査・審議等の活動をより活発にするにあたり、恒常的に市民の意見を聴くための制度として政策モニター制度を設けております。
新型コロナウイルス感染症の影響より、しばらく開催を見送っておりましたが、今回、政策モニター114名中、58名の皆様にお集まりいただき、開催が実現しました。
コロナ対応のため、今回はスクール形式による講演会のみとなりましたが、長野市保健所長 小林良清氏を講師にお迎えし、講演をいただきました。
冒頭、小林保健所長からは、この2年間、東日本台風19号災害から、新型コロナウイルス感染症の拡大にいたるまで、長期にわたり困難な状況が続き、長野市民のみなさまにご不便をおかけしていることについての話があり、自ら撮影した臨場感ある現場の写真をおりまぜて、詳細なデータを駆使してわかりやすく、丁寧にお話しいただきました。

新友会が当日の状況をまとめましたので、ご覧ください。

全国の傾向と同様、長野市でも新型コロナウイルス感染の流行を第5波まで経験したが、現在はかなり落ち着いている。
インフルエンザは全国的に一気に広がりをみせるが、新型コロナウイルスは都道府県によってばらつきがあり、インフルエンザとは感染の広がり方が違うのではないかとの印象を持っている。
加えて、諸外国と比較してみると日本は感染者が少なく、マスクや手洗いなどの感染防止の習慣が活かされているといえる。
また、ワクチンを2回接種した方からの感染者が非常に少なく、長野市では新型コロナウイルス感染症の療養中に亡くなった方が2021年4月28日以降ゼロであり、ワクチンの効果によるものと考えている。3回目接種の準備にも入っており、医療従事者からはじまるが、一般の方の65歳以上の接種券も順次お送りする予定である。
現在、第6波に向けて最大限の準備をしているが、長野市は他の自治体と比較しても12か所の保健センターがあって保健師の応援体制が取りやすく、また、医師会や医療機関との連携による検査や入院などの医療体制の構築、ワクチンの接種におけるかかりつけ医療機関での接種や集団接種会場(ビッグハット・エムウエーブ・アゲイン)での接種など、多くの支援をいただくことができ、大変恵まれている状況にあることにあたらめて感謝している。
長野市の感染者に関する公表については、感染者の気持ちへの配慮と市民への情報提供のバランスを考慮しながら慎重に行っているのでご理解いただきたい。
新型コロナに限らず、人類の歴史は、はしか、天然痘、ポリオなど、ウイルス感染とともにあったといっても良く、感染症は手を変え、品を変えて次から次へと現れるため、確実に消滅することはないと考えた方がいい。今回もwithコロナの世界が続いていくと予測する。その歴史から見ても一番無くすべきことは、人間同士の偏見や差別であると考えている。
コロナや感染症で苦しむ人がいなくなる世界にするために、引き続き市民の皆さんのご協力をいただきながら対応していきたい。

▲講演会の様子

【質疑応答】

Q1:長野市では感染後の後遺症で苦しんでいる人はいるか?どんな後遺症があるのか?

⇒感染された方には療養が終わった後も何かあったらいつでも相談するようにとお伝えしているが、これまでのところ相談はほとんどない。症状は、様々あると言われているが、他の病気による場合もあるので、不安な場合には医療機関を受診していただきたい。

Q2:3回目の接種券には接種会場を明記しているか?

⇒前回同様、接種する方の希望で場所と日時を決めて、予約していただく。

Q3:厳しい生活で大変苦しいが、先生のお墨付きがほしい、今後どこまで生活を緩めたらよいか?

⇒現在はコロナの予防に大きな関心が払われているが、人間が健康に生活するためにはフレイル予防も含めコロナ以外のいろいろなことも忘れてはならない。これまでと同様、基本的な感染対策を取りつつ、人との交流や社会経済活動も進めていくといいのではないか。

Q4:新友会のみなさんへお願いです。今回の所長の講演は大変良かった、エイズや、ハンセン病などの時もそうだったが、感染者に配慮した情報開示に納得するよう正しく理解を広めてほしい。

⇒(新友会から)新友会でも引き続きこの問題に注力し、市民にわかりやすく、正しい情報を発信していく

▲質疑応答にて丁寧に説明する小林講師

【参加者の感想・ご意見】

○ 新型コロナウイルスに対する保健所の対応を画像やグラフを用いてとても分かりやすく説明していただけて良かった。また、保健所長の感染拡大収束の思いと感染者に対する思いもありとても複雑な心境の中、務められている事にとても感心した。今後も市のために頑張っていただきたい。

○ ニュースなどの報道ではわからなかったことを話して頂き、対応の方法・注意すべきことが理解できて大変良かった。広く市民に広報してほしい。

○ 今後も感染対策をしっかりして日々の生活を送ろうと気持ちを新たにした。早くコロナ終息を願っている。また、例えば感染した人への思いやりやフォローも大切であることが良くわかった。

○ 医療従事者の皆様に感謝する。私たちも緩みがちであるが、皆様にまた大変な労力をさせてしまわないよう気を引き締めたい。

新友会政策モニター研修会

新友会政策モニター研修会開催

開催日 平成30年12月1日(土)

場 所 長野ホテル犀北館

講演会

演題「自治体戦略2040構想研究会報告概要」~2040年に向けて私達が今すべきことは~

講師:長野市企画政策部長 西島 勉 氏

我が国は、人口減少に歯止めがかからない状況のもと、2040年には、団塊の世代及び団塊ジュニア世代が高齢者となり、超高齢化社会を迎えると想定されており、このことは長野市も例外ではありません。
このような状況に対処するため、「私達は今何をすべきなのか」という課題について、本市企画政策部 西島 勉部長を講師に迎え研修会を行い、その後に意見交換会を行いました。
講演の中では、人口減少を踏まえ、子育てや教育、医療介護、公共交通やインフラ対策、さらに労働力等の課題や動向について説明を受けるとともに、長野市における新たな行政推進の基本的考え方について説明を受けました。

 

 

懇談会

新友会政策モニター制度は、日頃から恒常的に市民の皆様の意見を伺うための制度です。新友会では市政への要望書として提出し、市政に反映されるよう努力しております。
懇談会の中で、モニターの皆様による市政や地域の課題に対するご意見・ご要望をいただきました。主なものにつきましてご紹介いたします。

■魅力ある地域づくり〜暮らし続けられる環境づくりのために

(交通政策)
・超高齢社会を向かえ、交通政策が最重要課題。新交通システムの導入含めた研究が必要。
・路線バス輸送システムがとても弱い。バス会社の言いなりではないか?
・バス路線をはずれたエリアへの公共交通網が必要。中山間地域ではバス路線は生活インフラ。
・長野市は河川で交通が分断されている。丹波島橋の4車線化、五輪大橋の早期無料開放を。
・長野市全体の道路行政を考えると東外環状線、三才大豆島中御所線の早期開通が必要。

(都市計画)
・景観条例の見直しの中で、高層施設誘導地域の検討も必要と考える。
・善光寺東参道の早期整備を望む。

(公共施設)
・公共施設マネジメントの徹底を要望する。民間委託をもっと進めるべき。
・被災時避難所として指定されている地域公民館へのエアコン設置が急がれる。
・公共施設駐車場の夜間管理が不十分。不法な駐車を防ぐ管理徹底を望む。

(地域自治・振興)
・住民自治協議会、区長会ともなり手がいない。役員の負担も大きくボランティアには限界。
・支所、公民館、住民自治協議会の連携が良くない。
・住民自治協議会間の格差が広がっている。面積、人口に応じた適正化を考える時にきている。
・支所職員の地域に対する意識が希薄になってきている(余りにも事務的すぎる感を持つ)
・住民自治協議会ができたことで良かったことも沢山ある(大規模な祭り、恒例の夏山登山)
・10年が経過した今、住民自治協議会について再確認する機会が必要である。

(健康福祉関連)
・長野市も待機児童が発生するとの報道。企業主導型保育事業含め保育施設充実を求む。
・負担が少ない高齢者の「終の棲家」を考えて欲しい。
・先ベジ運動、高齢者の定義を75歳以上とする提言など長野市らしさがあって良い。

(防災・減災)
・避難マップの有る事は承知しているが、住民への徹底が必要と考える。
・災害時要援護者の支援にあたる民生員・消防団員をもっと強化すべき。

(農業・鳥獣害対策)
・農地プランの推進等、遊休農地を減らす対策が必要。新規就農者への支援も重要。
・イノシシ、鹿が明らかに増えている一方でハンターは高齢化、かつ減少傾向である。
・野生鳥獣捕獲資格は取得時だけではなく継続登録に関する補助も必要。
・中条地区に建設されるジビエ肉処理加工施設に期待している。

  • ■にぎわいあるまちづくり〜交流人口の増加に向けて

    (商工・観光)
    ・他市の大型ショッピングセンター誘致に対する対策が急務。
    ・長野市内に新たな人の流れをつくるための今までとは異なる手法での検討が必要。
    ・善光寺を核に地域観光資源をどのように結びつけていくか検討が必要。

    (文化・スポーツ関連)
    ・民俗芸能の伝承活動への支援強化を期待する。神楽のハード整備、人材発掘に苦慮。
    ・ゴールデンウィークに開催される獅子舞フェスティバルの開催時期の再検討を願う。

  • ■活力あるまちづくり〜定住人口の増加に向けて

    (婚活・子育て・教育)
    ・婚活について、もっと力を入れるべき。
    ・ようやく県立4年制大学ができたが、もっと学部が増えれば良い。
    ・小中学校生徒の減少が顕著。子ども達が定着する施策が必要。

    (就職・労働環境)
    ・県内の優良企業を就職活動する学生にPRすると共に両親にもアピールが大切。
    ・就職先がないから若い人が都会に流出する。長野市はもっと企業誘致に注力すべき。
    ・首都圏の国の機関などを、地方に持ってこられないかと考える。

※モニターの皆様より多くのご意見を頂きました。今後の新友会の政策提言や議員活動の参考にさせて頂きます。