過去の活動内容

農政懇談会

長野市農政懇談会開催

開催日 平成27年11月24日(火)

場 所 ホテルメトロポリタン長野 3階「浅間」

新友会では、TPP交渉の大筋合意や農業・農協改革など、農業を取り巻く情勢が非常に厳しい中、長野市農業協同組合協議会、長野市農業委員会、長野市及び長野市農業公社と、「TPPをめぐる情勢及び今後の取り組み」について学習会を行うとともに、重点的に取り組んでいる事業や、農林事業並びに予算に関する要望事項について意見交換し、今後、関係機関が連携して農業振興を図っていくことを確認しました。

また、懇談会の席上、農協協議会長とグリーン長野、ながの両農協組合長の連名による「TPPから『食』と『いのち』と『くらし』を守る要請」が、竹内農協協議会長から長野市議会経済振興議員連盟の岡田会長へ提出されました。

営農指導重点方針JAグリーン長野営農部

「ぶどう・シャインマスカット」

■多様な担い手が意欲を持って取り組める持続可能な農業の実現

●地域農業の多様な担い手に対応した生産振興対策の強化

①JA農業開発事業の充実

  • 新規就農者支援に関する事業強化
  • 施設化、新作型、新品目の導入に向けた事業強化
  • ②行政施策と連携した担い手の確保と育成支援

    ③JA子会社農業経営部による耕作放棄地対策(玉ねぎ栽培など)

    ●グリーン長野ブランドの確立と販売営業力の強化

    ①重点市場を集約し、総合販売力の強化と品目別重点販売による生産者の手取り確保

    ②トップセールスを始めとする消費宣伝活動の強化

    ③A・コープファーマーズ南長野店を総合販売拠点としマーケットインに

    基づく商品企画の提案とパッケージなど対応力の強化及び販売高の拡大

    ●流通センター機能の強化と再編整備の促進

    ①品目(品種)の集約選果の実施と多様な販売形態に合わせた荷造りなど、付加価値を高めた商品企画と流通経費の削減

    ②流通センター再編整備を検討し、センターの計画的な整備と将来に向けた新たな生産販売体制の構築

    営農指導重点方針JAながの営農指導部

    「ながの農花(株)の小菊栽培」

    ■担い手と地域に頼りにされる指導販売の確立と生産者手取りの確保

    ●営農センター別中期振興計画の策定と実施に向けた農業企画の強化

    ①新たな産地化を目標とした振興計画の見直し

    ②品目別所得向上策の取り組み

  • 品目別講習会の開催、特報作成配布
  • スマートフレッシュの有効活用
  • りんご高密植栽培の技術確立
  • 陸わさびの茎再生試験と普及推進
  • 小菊の作付拡大
  • ●JA出資法人「ながの農花(株)」の事業開始

    ①経営の実践と研修制度の構築

    ②園地を利用した農業経営

    ③モデル栽培実証(小菊)

    ●担い手への営農支援の強化

    ●消費者に信頼される安全・安心生産体制の充実強化

    ●販売力の強化と生産者手取りの向上

    重点事業の実施状況長野市農業委員会

    「小山会長から加藤市長へ建議書を提出」

    ■農業委員会組織・制度改革への対応(農業委員会法の改正)

    (主な改正点)

    ①農業委員の選出方法は、選挙制度が廃止され、地域の推薦や公募により市議会の同意を得て市長が任命する制度に変更

    ②農業委員とは別に、各地域において農地利用の最適化を推進する「農地利用最適化推進委員」を新設する など
    (本市は現委員の任期満了後の平成29年3月2日から適用)

    ⇒市農業委員会としての方向性や今後の対応策について研究・検討中

    ■市長へ「建議書」を提出(9月2日)

    ●地域内の農業及び農業者に関する農業施策の確立に向けて建議

    (主な建議項目)

    ①農業の担い手育成対策

    (若手就農者、定年帰農者・Uターン等移住者、女性農業者等への支援)

    ②学校給食への地産地消の拡充と食農教育の推進

    ③中山間地域活性化対策

    ④野生鳥獣対策 など

    平成28年度長野市農林事業並びに予算に関する要望事項長野市農業協同組合協議会

    ■農地法等を遵守し農地台帳を適切に公表

    ●利用状況調査結果の台帳反映及び農地地図データの精度向上による農地情報の提供

    ⇒平成27年4月から「全国農地ナビ」で農地台帳及び農地地図をインターネット上で公表している

    平成28年度長野市農林事業並びに予算に関する要望事項(長野市農業協同組合協議会)

    (主な内容)

    ■担い手育成に関する事項

    ①農業機械化補助金事業の認定農業者に対する補助率、限度額の引き上げ

    ②新規就農者支援事業の農家子弟向け助成金額の増額

    ■生産振興に関する事項

    ①新品目、新品種の導入に関わる助成

    ②ぶどう雨よけ栽培施設、簡易雨よけ施設設置に関する助成

    ③市農業公社「お手伝いさん事業」の充実強化

    ■流通販売に関する事項

    ①シナノゴールド・シャインマスカットなど長期販売用冷蔵施設設置に関する助成

    ②りんご収穫用コンテナのハーフ箱更新に関する助成

    ③果実選果機更新に関する助成

    ■有害鳥獣対策に関する事項

    ①侵入防護柵の維持管理に関する助成

    ②電気柵等設置助成枠の拡充

    ■遊休農地対策に関する事項

    ①空き家対策と農地バンク事業を組み合わせた中山間地域活性化事業

    ②JAながの、JAグリーン長野の農業法人への支援強化

    長野市農政懇談会

    平成27年1月14日 於:メルパルク長野

    小山農業委員会委員長

    長野市農政懇談会が1月14日に開催され、3時間にも及ぶ討議が行われました。

    出席者は、JAグリーン、JAながの、長野市農業委員、長野市農林部、経済振興議員連盟(新友会)と長野市長です。

    議論のテーマは、

    1.遊休農地対策

    2.学校給食における地産地消の推進

    3.野生鳥獣対策

    そして、昨年12月議員提案として提出され可決された「長野市農業振興条例」を、議員連盟より説明いたしました。

    議員連盟 祢津会長

    JAグリーン 竹内会長

    遊休農地の荒廃や鳥獣対策の重要性を認識しており、特に、中山間地域の活性化対策に力を注いでいきたい。とご挨拶戴きました。

    加藤長野市長

    遊休農地対策

    ①長野地域営農ビジョンを策定し、地域ごとに農業委員・JA・農家組合など関係者による協議会で取組んでいる。

    ②耕作放棄地の10ha余を中間管理機構により再生を行い果樹・野菜などの生産をっている

    野生鳥獣対策

    ①猟友会との連携により捕獲量は増加しているが、資格者の減少高齢化に課題がある。

    ②ジビエ料理など、食用肉としての研究を行っているが、処分場が少なく、狩猟補助金も少ないのが問題。

    ③電気柵などで防除しているが、泥棒に設備を奪われた場合、補助金が出ない。

    などなど、様々な対策実施例と課題について懇談した。